お盆期間の1週間で読みました。
ザックリと要約
独習Cと比較して(と言ってもあっちは目次をパラパラ見た程度)、中級者向けの内容のようでした。
章はクラスの説明、配列、ポインタ、参照の説明、オーバーロードについて、継承について、入出力について、仮想関数について、テンプレート、STLについて、とこんな感じでした。ifやforといった基礎事項についてはほぼ触れていません。
注意点
コード中に return !(x%2); のようなコードが出てきます。これはx%2が0 or 1を返すこと、!単項演算子を使うと0はtrue、1はfalseになることを利用したコードです。このように、入門書を読み、ある程度プログラミング経験を積んでいないとわからないようなコードが何の説明もなしに突然出てきます。本当に入門書読んだばかりの初心者だと辛いかもしれません。
感想
487ページ(付録の問題の解答ページを除く)と中々厚いですが、半分くらいはソースコードだったので思ってたよりはサクサクと読めました。私は練習問題もやっていないので更にスイスイ進みました。
体系的にC++を学ぶのにちょうどいい一冊です。私はプログラミングコンテストチャレンジブック、通称蟻本に挑戦するために読みました。独習C++読んだ後で読むと蟻本のコードがスラスラ読めます。