tl;dr ChatGPT にお題を考えてもらって実装するというサイクルが結構いい感じにハマる
「やる気だけはあります!」という人がいます(ネットでしか見たことないけど)。こういう人はおそらく本当にやってみたいんだと思いますが、その先のロードマップが見えていないんだと思います。
今回はそういう人向けに ChatGPT を使ってプログラミングをはじめる方法 を紹介します。
「新しい言語やりたいけど作りたいものがない!!」って状況がスッと解決できるようになってしまったね。最高かよ。 pic.twitter.com/FNFA3pTbu3
— pandanoir (@le_panda_noir) 2023年3月20日
ChatGPT に書き始めるまでの準備を教えてもらう
まず適当に言語を1つ選びます。ここでは python としましょう。そしたら ChatGPT に質問します。
windows で python のプログラムを書きたいです。準備手順を教えてください
こうすると何をすべきかが出力されます。僕の場合こんな感じでした。
1. Pythonのインストール 1. テキストエディターのインストール 1. プログラムの作成 1. プログラムの保存 1. プログラムの実行
結構妥当な手順だと思います。これで python を書く準備はできました。
ChatGPT にお題を考えてもらう
プログラミング初心者はプログラムで何を作れるのか分からず、ここで挫折してしまうのではないでしょうか。そういうときにこそ ChatGPT です。
python で作れるプログラムのお題を5個考えてください
↑このプロンプトを入れると お題が出力されます。
- ToDoリストアプリ - バーコードジェネレーター - オンラインショップの商品検索アプリ - オセロゲーム - カラーコード変換アプリ
難易度を半日で作れるくらいにする
出てきたお題のうち、オンラインショップの商品検索アプリなどは1日では到底つくれません。そこで、時間を指定しましょう。
python で半日で作れるプログラムのお題を5個考えてください
- ランダムパスワードジェネレーター - ログ解析ツール - シンプルなチャットボット - ランダムな数当てゲーム - ファイル整理ツール
良い感じですね。
詳細な仕様を決めてもらう
そしたら上のお題から1つ選んで 詳細な仕様を考えてもらいます。
ランダムパスワードジェネレーターの詳細な仕様を考えてください
- 基本仕様 - パスワードは英数字からなる - パスワードの長さはユーザーが指定可能 - 追加仕様 - パスワードには、大文字、小文字、数字、特殊文字のいずれかを含めることができる - パスワード生成時に、生成回数を指定できる(デフォルトは1回) - 生成したパスワードをクリップボードにコピーする機能を実装する - 詳細仕様 - パスワードの長さは、6文字から50文字まで指定可能 - パスワードの文字種類を指定するオプションを実装する(例:数字のみ、英字のみ、英数字のみ、全て含む) - パスワードの生成アルゴリズムには、乱数生成器を利用する - パスワード生成時に、パスワードの品質(強度)を評価し、弱いパスワードの場合はユーザーに警告する - パスワード生成時に、既存のパスワードと比較し、重複した場合は再度生成する - クリップボードにコピーする前に、生成したパスワードを確認するダイアログを表示する - パスワード生成時に、生成回数を指定する場合は、複数のパスワードを生成し、それぞれを改行区切りで出力する
これであとはプログラムを書くだけになりました。書いていきましょう!
ChatGPT を使ってプログラムを書く
作るものの仕様が決まったので、書いていきましょう。最初にプログラムの書き方、実行の仕方は教わったのでその通りにします。
また、いざやってみて分からなかったら ChatGPT に正解例を聞いてしまいましょう 。できたプログラムを眺めるのも十分勉強になります。
ランダムパスワードジェネレーターを python で実装してください